風水・玄関

- 現在、日本で風水は八宅派の風水が主流となっています。
- 八宅風水は諸派の中でも、比較的難解ではありません。
素人の方でも地域のサークル等で八宅風水を学べば、短期間である程度の概要は理解可能です。これが主流になった要因だろうと思われます。
- 八宅風水は基本的には生年月日と方位に依って診断します。この八宅風水を基に玄関を解説します。
- 風水では玄関は家屋の中でも重要な用途の一つです。
- 玄関からは家屋の核となる「気」が入ってきます。
- 玄関の間取りを配置する際には、まず主人の本命卦を調べて下さい。その本命卦の吉方位に玄関を配置すれば運気上昇です。
- 本命卦の吉方位は、生気・天医・延年・伏位
ですが玄関の最大吉は「生気」です。 - 本命卦の凶方位は、絶命・五鬼・六殺・禍害
玄関の最大凶は「絶命」です。
- 本命卦の吉方位は、生気・天医・延年・伏位
- 玄関は最重要の用途となりますので、配置は「生気」を包含する事が肝要です。
主人の「気」が整い本来の性格の長所が活かされ家族総体の運気が上昇します。
- 新築の場合は風水でこの玄関の「生気」の配置から決定してプランを進めて下さい。
- 既存の住宅を風水鑑定して、玄関が凶に配置されている場合は、風水では「化殺」という
方法で凶意を緩和します。
生気
- 「生気」の方位は「気」が活性化する方位となります。
玄関は「生気」を用いると、運気も活性化し対外的にも他者との関係が好転します。
- 主人はもちろん家族の健康面では、心身共に次第に上昇ベクトルを描き始めます。
- 又、仕事面での好調の回復や、険悪な状態に陥った友人や親戚との関係も、
良好に転じます。
- そして悩みの種だった家族の関係でも。夫婦や親子間の断絶が徐々に解消していきます。
- 今まで良好な関係を保ってきていれば、より一層の親密な関係が築いていけます。
- という事は風水ではまず第一に、
(玄関を「生気」に配置する事から間取りプランを始めなければならない)
という事がお解りだろうと思います。
絶命
- 玄関を「絶命」に配する事は必ず避けなければなりません。
- 既存の家屋で風水鑑定の結果で、「絶命」であった場合は「化殺」で凌ぐよりも
リフォームして間取り替えする事をお勧めします。
- 「絶命」は最大凶でこれを玄関に配すると、あらゆる災禍に家族がみまわれます。
重篤な健康面の悪化、子孫の断絶、資産の流出、対外的な関係性の破綻、
情報の漏洩、破産。
- 特に、主人に対しての凶意は強く働きますので吉相にリフォームすることが肝要です。
- リフォームには時間もかかりますので、それまでの期間は「化殺」の法を
主人自らの手で実行して下さい。
- 「化殺」の法は下記に示します。
玄関の化殺の方法
- 既に建っている家屋の玄関が、風水鑑定してみると凶だった。
これはこのまま放置していると、家族を取り巻く運気が住み続ける事によって
益々下降の放物線を描きます。早期に「化殺」の法で対処する事が肝要です。
盛り塩
- 盛り塩のセットが市販されていて通販でも入手が可能です。
これを玄関ドアの吊元に配置して下さい。
- 玄関の外側に置くのが基本ですが、設置が困難な場合は内側でも結構です。
- 玄関の盛り塩は毎日少なくとも三日に一度程度、主人の手で交換して下さい。
又、山盛りの山が崩れた場合はスグに交換して下さい。
- 塩を廃棄する場合は、必ず台所の水道水で流して下さい。
- 風水の「化殺」には他にも、水晶・観葉植物・八卦鏡・四神獣の置物
等がありますが、玄関に最も適当なのは「盛り塩」です。
- 「化殺」を用いた凶意の軽減法は重要ですが、風水は何より「気」が
濁ると化殺法が活きません。化殺法を活かすには日々の整理整頓、掃除を
怠らないことが基本です。
- 採光が乏しい玄関であれば照明を明るくして、上框の部位には
手摺かベンチを設けて、事故が起こらないように心掛けることです。
- 又、「化殺」を強化する方法としては玄関のセキュリティを万全にする事です。
錠は電子錠が最適ですが、通常のキーであればディンプルキーを使用して下さい。
ポーチにはダミーでも結構ですので、監視カメラを設置して下さい。
- 自分の本命卦と各方位の自分の吉凶方位は「風水とは」のページを
参照して確認して下さい。
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風水における玄関の配置と注意点
風水において玄関は「気の入り口」とされ、家の運気を大きく左右する非常に重要な場所です。良い運気を取り込み、悪い気を防ぐためには、玄関の配置や状態に十分な配慮が必要です。
玄関の配置における注意点
玄関を配置する際に避けるべき方角や位置があります。
避けるべき方角
北東(鬼門): 邪気が入るとされる「鬼門」にあたるため、避けるべきとされます。
南西(裏鬼門): 鬼門の反対側で「裏鬼門」にあたり、悪い気が流れる方位としてこちらも避けた方が良いとされます。
家の中心: 運気が溜まる場所とされる家の中心に玄関があると、良い運気が外に漏れてしまい、運気が溜まらない家になると考えられています。
西: 金運が不安定になりやすいとされます。
避けるべき配置
家族の生まれ年の鬼門: 家族の誰かにとっての鬼門に玄関を設置するのは避けるべきとされています。
正中線・四隅線: 強力なエネルギーが流れているとされるこれらのライン上に玄関を配置するのは避けるべきです。少しずらす分には問題ありません。
玄関から一直線上に窓や勝手口がある: 良い気が入ってきてもそのまま外へ抜けてしまう「漏財宅」という凶相になります。
玄関で避けるべきもの
玄関に置くもの、置かないものにも注意が必要です。
散らかった状態:
靴の出しっぱなし: 悪い気が溜まりやすくなります。靴は使う分だけ出し、その他は靴箱にしまいましょう。
ゴミ: 良い気を跳ね返してしまいます。一時的であっても玄関に置かないようにしましょう。ゴミ箱も避けた方が良いです。
傘やスリッパの乱雑な置き方: 傘立てやスリッパラックを使い、整理整頓を心がけましょう。濡れた傘は外で乾かすのが理想です。
ベビーカー、三輪車、自転車などの動くもの: トラブルが起きやすくなるとされています。
置物・インテリア:
鏡の正面置き: 玄関のドアを開けて真正面に鏡があると、入ってきた良い気を跳ね返してしまうとされます。左右どちらかに置くのが良いでしょう。もし移動できない場合は、布などでカバーをかけると良いです。
ドライフラワー・プリザーブドフラワー: 「死」を連想させ、良いエネルギーを逃がしたり、悪い気を引き寄せたりするとされます。
ぬいぐるみや人形: 良い気を吸い込んでしまうとされます。特に埃がかぶった状態はマイナスの運気を呼び込みます。
家族写真や人物画、動物の絵: 玄関に飾ると、その写真や絵に描かれた人物・動物を追い返すという意味合いを持つとされます。家族関係に問題が生じる可能性も指摘されています。
アンティークのインテリア: 古いエネルギーを放つため、玄関には置かない方が良いとされます。
犬の置物: 犬は「運気と喧嘩する」とされ、唯一避けるべき干支の置物と言われることがあります。
その他:
暗い照明や暗い色のインテリア: 玄関は明るい方が良い気が入ってきやすいため、明るい照明や温かみのある色のインテリアを心がけましょう。
圧迫感のあるインテリア: 気の流れを妨げるとされます。
玄関の対策と良いもの
悪い影響を軽減し、良い運気を呼び込むための対策と、置くと良いものを紹介します。
方角の対策:
北東・南西に玄関がある場合: 生命力の強い観葉植物(葉に丸みのあるものが吉)を置いたり、明るめの照明を設置したりして邪気を払いましょう。
家の中心に玄関がある場合: エネルギッシュな植物や強めの照明で明るく保ちましょう。
空間の工夫:
明るく清潔に保つ: 玄関は常にきれいに掃除し、明るい状態を保つことが最も重要です。良い気が入りやすくなります。
採光・通風: 窓を設けて自然光を取り入れたり、空気の入れ替えがしやすい工夫をしましょう。
良い気を逃がさない工夫: 玄関から一直線上に窓や勝手口がある場合は、観葉植物、のれん、ブラインドなどで気の流出を防ぎましょう。
置くと良いもの:
鏡: 玄関のドアを開けて左右どちらかに置くと良いです。
左側(青龍の位置):金運アップ
右側(白虎の位置):出世運アップ
八角形の鏡は金運アップ、丸形や楕円形は人間関係運アップに繋がると言われています。
観葉植物: 葉に丸みのある種類がおすすめです。邪気を払う効果があります。
生花: 明るく良い気をもたらします。
明るい印象の絵: 風景画や花の絵などが良いです。
盛り塩: 邪気を払う効果があります。
良い香りのもの: 清潔感のある香りは良い気を呼び込みます。
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