気の流れ
- 家相 風水では気の流れが重要です。
- 建築学でも居室については、床面積の1/20以上の換気開口面積を
とる事が定められています。
これは最低限の生活環境を守るための基準です。
- 風水とは、その起源から気の流れを重視していて
まさに古の建築基準法だと言えるでしょう。
気の種類
- 風水の「気」とは、この混沌の世界をノモスとして現出させるエナジーの事を指します。
- 家相 風水では気の流れの重要性を説いていますが、
気と言っても様々です。良い気もあれば悪い気もある。
- 家相の基本は良い気は取り入れ、悪い気は防ぐという事です。
- 陰陽五行説によれば、世界は陰と陽から構成されていて
全てのものは陰と陽にカテゴライズされます。
- この「陰」と「陽」のバランスが崩れれば世界は崩壊へと向かいます。
家相 風水はこのバランスをいかに充実させるかを追求した学問です。
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有機体と無機体
- 物質は有機体と無機体に分かれますが、さて人間はどちらでしょう。
- 人間の体は70%の水やその他の無機物で構成されていて、
有機物は20%です。であれば人間は無機体に近い存在でしょうか。
- そういう短絡的な事にはなりません。
大半を無機物で構成していますが常に活性化を続ける
生成する有機体といえます。
- 無機物を陰、有機物を陽とすれば人間は
自らそのバランスをとりながら生成する存在です。
気の働き
- 物質はは有機体と無機体にカテゴライズされると言いましたが、
さて「気」はどちらに属するでしょう。
- どちらにも属しません。
物質は有機体と無機体に分かれますが、その上のヒエラルキーになれば、
世界は物質と空間にカテゴライズされます。
- このヒエラルキーでは、物質が「陰」で空間は「陽」です。
- だとすれば家相 風水で説く「気」はどちらに属するでしょうか。
- 答えはどちらにも属します。
家相学でいう「気」は、物理学で定義される「空気」ではありません。
- 依って物質の中でも、例えば水の中でも木の中でも「気」は流れます。
更に言えば人間の身体の中でも「気」は絶えず流れています。
- この「気」をバランスさせコントロールすれば、
生成がより良く活性化していきます。
家屋の気の流れ
- 基本的には悪い気は防ぎ良い気は取り入れるという事ですが、
では家屋にとっての悪い気をどう防ぐか。
- それには用途別の各々の部屋を吉方位に配してドアや窓の位置も
吉方位に配すという事になります。
- 特に玄関の配置と玄関ドアの配置は重要です。
- 玄関の吉方位は「南東」が最良ですが、
玄関ドアは「南東」の「四隅線」に
抵触しないように配さなければなりません。
- 玄関スペースも他の部屋に応じた広さに計画しないと、
ただやたらに広ければいいと言うものではありません。
「家相とは」のページに記述した「五虚五実」に照らして
バランスよく計画する事が大切です。
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