人生という旅
人生は家と供に
- 古い木馬が揺れる 庭の片隅、あの日 初めて手と手が触れた。
- 北に背を向けた 小さな家は、なぜだかいつも 穏やかな光
そう、きっと 気づかぬうちに、幼い心に 安らぎをくれたのね。
- 見慣れたこの壁に 刻まれた身長の跡、それはふたりの 成長のしるし。
秘密基地にした 納屋の奥で、こっそり読んだ 古い漫画と夢。
- 「水」の音 流れる小川は、いつしかふたりの 絆を深くした。
- 無邪気な笑顔が 映る食卓、未来の絵図を そっと描き続けてた。
- この部屋の配置 家具の並び、「玄関」は 出会いを呼ぶと聞いた。
幾度もすれ違い また巡り会うたび、きっと見えない 引力が働いた。
- 指輪のきらめき 約束の朝、幼い夢が 現実となるプロローグ。
- 東に広がる ベランダの空、朝日が照らす 新しい一日。
- 「寝室」の向きが 運命を変えるなら、この愛を もっと深くしてほしい。
- 家はただの 箱じゃないんだね、ふたりの恋を 育む磁場(ばしょ)。
- 過ぎた季節と 刻んだ記憶、この家がすべてを 見つめてきた。
恋が愛へと 変わりゆく場所で、私たちは 人生という名の 旅を続ける。
- 小さな手が 握る 無垢なクレヨン、「子供部屋」の壁に 描かれた落書き。
ケンカのあとに 聞こえる仲直りの声、それはやがて 巣立っていく 命の輝き。
- 「中心」に響く 賑やかな足音は、この家を 満たしていく 喜びの調べ。
- そして 「ただいま」の声が響くたび、疲れた心に 差し込む 子供たちの愛。
- やがて 白髪も増えて、ソファに寄り添い 語らう夕暮れ。
「リビング」の温もりが 深まるたび、静かに満ちる 安らぎの調べ。
- 「裏鬼門」の 植え込みの木々も、見守るように いつの間にか大きく育ったね。
- 遠く離れても届く優しい便り、それは 子供たちからの 変わらぬ愛の証。
- この家は ただの建物じゃない、ふたりの人生を 映し出す鏡。
そして 子供たちの 未来を育み、彼らからの愛に 包まれた場所。
- さあ 扉を開いて これからの未来へ踏み出そう、
「家相」が描く ふたりの幸福(しあわせ)な航海図(ちず)
- 幼き日からの 約束を胸に抱いて、そして 最後まで 寄り添い合う
愛という名の 終着駅となるように。